News Report |
”伝統と技に学ぶ”勉強会 その弐
日本独自の表具・表装を体感する!
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平成5年より活動してまいりました「社の極」は昨年末、任意団体よりNPO法人化させていただき更なる活動発信を行う為、新たな事業「伝統と技に学ぶ」勉強会を創設致しました。
現代日本では、伝統文化をなりわいとした産業は衰退の一途を辿っております。私達は先人達が伝えてきた伝統や技を後世に紡いでいく義務があるのではないでしょうか。
本勉強会は、古来より日本に伝わる各種産業の専門家や技術者(匠)をお招きし、お話を伺い勉強することで今後の建築、インテリア分野への新たな風「温故知新」に繋げていきたいと考えております。
当初は、年4回程度の開催を予定いたしており、今後参加者の方々のご要望も取り入れ発展させてまいる所存です。現在下記のような分野を想定しておりますので、ご賛同ご支援いただけますようお願い申し上げます。
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<今後の勉強会予定業種>
○大工 ○左官 ○瓦葺き ○萱葺き
○建具 ○表具 ○竹材 ○木材(製材)
○石灰 ○和紙 ○唐紙 ○織物
○畳 ○漆 ○炭 ○数奇屋照明 |
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特定非営利活動法人
「社の極」事務局
〒530-0035
大阪市北区同心1-7-13-303
tel(06)4800-2720
email: info@yashironokiwami.com |
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<イベントレポート> |
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↑ 大阪の昔の町並みを再現した
大阪くらしの今昔館 |
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”日本独自の表具・表装を体感する” |
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■日時: 平成20年10月5日(日曜日) 13:30〜16:00
■場所: 大阪市立住まい情報センター
大阪くらしの今昔館「薬屋」2階和室
■会費: \500.-(別途 大阪くらしの今昔館入場料\600))
■講師: 大阪府表具内装協同組合 専務理事 八上幸正氏
■主催: 特定非営利活動法人(NPO)「社の極」
(http://www.yashironokiwami.com)
tel: 06-4800-2720 fax: 06-4800-2712
email: info@yashironokiwami.com
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「社の極」の新しい事業”伝統と技に学ぶ”勉強会の第二回目として「日本独自の表具・表装を体感する」が開催されました。
今回は、明治45年創業の八上松竹堂・三代目として製作活動を行う傍ら、大阪府表具高等職業訓練校講師および大阪府技能検定委員を歴任され、技術の伝承や若手の育成にも尽力されています大阪府表具内装協同組合/専務理事の八上幸正氏に講師をお願いしました。
1
表具とは ・・・ 定義、表具の起原、名称。 表具と建具との違い、関連業種の関わり
2 本襖とは ・・・
なぜ、襖絵が何百年も維持保存できたのか。 製作工程、その効果。材料、和紙の特性
3 現在の一般襖の構造は・・・
量産襖と和襖。 和襖の仕上げ部材の多様性 襖デザインの可能性
4
壁装とは・・・壁装材料種類とその特性。 材料による施工の違い(直貼りと袋張り) 迎賓館の壁装施工 新しい壁装の提案
5 美術表装について ・・・掛軸の制作工程と和紙について
(プレス表装との違い)
掛軸の様式 表具の鑑賞方
これからの表装
会場は、大阪の昔の町並みを再現した大阪くらしの今昔館の中にある「薬屋」の二階和室で行われました。 座布団に座り、まるで昔の寺子屋のような雰囲気でした。 定員30名という少人数でしたので、和気藹々とした雰囲気の中、製作途上の襖のサンプルや、材料見本などを実際に見ながらレクチャーが進みました。
そしてレクチャーの後、同時開催していた表具内装工藝展へ場所を移して鑑賞。実際の作品を目の前にすることで、より一層表具表装の奥深さが再確認できたようです。 素人にもやさしく具体的に説明をして下さり、又京都迎賓館での体験なども交えながら、充実した内容で面白い勉強会となりました。 次回の勉強会は来年二月とのこと。楽しみです。。。
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薬屋の二階にある、大きな梁が渡された和室。 |
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座布団を敷いて、寺子屋のような設えの中、勉強会が進む。 |
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図解説明をしながらの解り易いレクチャー。 |
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実物の表具、素材を使いながらのレクチャーは興味深く・・・。 |
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レクチャー後、表具内装工藝展に移動して作品鑑賞。 |
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八上講師の解説を受けながら鑑賞。 |
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「伝統と技に学ぶ」勉強会が新聞報道されました。詳細は下記クリックどうぞ! |
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